PPT 「トリミング」使ってますか?
突然ですが、皆さんは以下の柴犬の画像を使って、これを説明するスライドを作る場合、どんなやり方をしますか? もう少し突っ込んでいうと、この画像は柴犬の説明用には、背景が映り込み過ぎています。そこで余分な背景を隠しつつ、画像を狙ったレイアウトに収めるために、どんな方法が考えられるでしょうか?
柴犬の画像
" PPT-2021-5-6 239-1"
作りたいスライド
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ここでありがちなのは、不要な部分をスライドと同色(白)の図形を重ねて隠す方法です。たしかにこれでも、一応目的を達成することはできます。しかし、後で修正が発生したときに手間取ることは目に見えていますし、もし他のメンバーに資料を引き継ぐことになったら、後任者は編集のしにくさにウンザリしてしまうかもしれません。こうした画像加工の方法は原則NG。特殊なケースを除いて必ず避けるようにしてください。
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こんなときの対策の王道は「トリミング」です。トリミングを使えば、画像の任意の範囲を綺麗に切り出すことができます。パワーポイントはもちろん、最近のプレゼンツールであれば、必ずと言っていいほど備わっている機能です。
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トリミングの例
パワーポイントのトリミング機能
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そこで、先ほどのスライドでは、まず画像から必要な部分だけを残してトリミングし、
トリミング中の画像
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その後、狙ったレイアウトに収まるよう画像を配置することで、修正にも柔軟に対応できるスライドを作成できます。
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画像は手に入れたものをついそのまま使いたくなってしまうかもしれませんが、画像の中にはプレゼンの主旨に対して余分なものが含まれていたり、レイアウトの都合によってかたちや大きさの変更が必要になる場合があります。そんなときは、拡大・縮小と共にトリミングを組み合わせると、より自然なかたちで画像を調整できるようになります。