PPT プレゼン資料の長さ
プレゼン資料の行長は、「10〜40文字」が目安
それではプレゼン資料の行長は、どれだけの長さにすればよいのでしょうか?当サイトは、「10文字〜40文字」を目安にすることをお勧めします。プレゼン資料の用途からすると、比較的短めの行長(雑誌:十数字〜30文字)が望ましいのですが、スライドの大きさが主には「A4横」であることやレイアウトの複雑化を避けることを考えると、どうもこのあたりが落としどころです。
スライドの左右一杯に文字を記載するなら、長くとも「40文字」まで
一番気をつけたいのがこのケースです。プレゼン資料では、たびたびスライド左右一杯を使って文字を記載することがあります。このとき、フォントサイズが「16〜14pt(ポイント)」以下になっただけで、簡単に行長は40文字を超えてしまいます。プレゼン資料は決して小説のようにじっくりと読み続けるものではありませんし、まして40文字を超える行長は読みやすいレイアウトではありません。左右一杯に文字を記載するなら、「35文字〜40文字」に収められるように調整しましょう。
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プレゼン資料の行長の目安は35〜40文字
注意書きや補足説明は、できれば「10文字以上」
注意書きや補足説明など、限られたスペースに文字を記載するときには、過度に行長が短くなり過ぎないよう注意しましょう。短文はともかく、ある程度の文字数を記載する場合には、できれば10文字以上の行長をキープして可読性に配慮したいところです。
注意書き・補足説明の行長は10文字以上
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行長を長くする場合には、「行間」もセットで調整すると丁寧
少し細かい話ですが、「行長」と「行間」はセットで調整するのがお勧めです。以下の例をみてください。文字の高さ「1」に対して、行間を「0.5(倍)」にした場合、行長が短い場合は問題ないのですが、行長が長くなってくると1行を目で追うのがだんだんと厳しくなってきます。
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行長:20文字、行間:0.5のサンプル
行長:30文字、行間:0.5のサンプル
そこで行長はそのままに、行間を「0.5 ≫ 0.75」にしたものが以下です。行間が広くなったぶん1行がはっきりとし、読みやすさが増したことを感じていただけると思います。
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行長:30文字、行間:0.75のサンプル